スナップ・ショット No.625-629
629. じゅうさん や

今日は、旧暦 9 月 13 日。 栗 名月。
「十三夜に 曇り なし」 と いう。 むかしは 晴れる 特異日 だった ようだ。
写真 ひだり なかほどの 輝点は 木星。
このごろの 木星は、太陽から 見て、地球と おなじ 方向に ある。
理科年表を みると、木星の 軌道 長半径は 5.2 au。
地球と 木星の あいだの 距離は、最長で 5.2 + 1.0 = 6.2 au、最短で 5.2 - 1.0 = 4.2 au となる。
いまは、 この 4.2 au の 時期で、夕方には ひがしの そらに、びっくり する くらいの あかるさで かがやいて いる。
628. リンドウ

リンドウと キク。
この リンドウ、秋の 七草の キキョウと おもったが まちがい。 キキョウは もっと はなびらが ひらいて さく。
今週、土曜日の 十三夜の おそなえには よさそう。
627. いい 公園 です

秋晴れに さそわれて、「ふなばし アンデルセン 公園」へ。
よく 整備されて いる ので、平日の 散歩には いい ところだが、当初は、よくある まがいものを ならべた だけの ところ だろうと おもい、とうりすぎる ばかり だった。
この 公園の 名前は、もちろん 童話作家 「アンデルセン」 に由来する。
日本で いうと、文化文政、幕末、明治維新 あたりの ヒトの ようで、とおい むかし の ヒト ではない。
そういえば、電流と 磁気の 関係を 見出した、磁場の単位 「Oe」 に 名を のこす、エルステッドは、アンデルセンと 親友 だった という。
当時の デンマークは、北欧諸国間の 紛争、コペンハーゲンの 大火、イギリス 海軍による 攻撃等 あり、国家破産を 宣言する ような ありさま だったが、じつに 不思議な ことに、芸術、科学の 分野では、のちに「デンマーク 黄金時代」といわれる 時期でも あった。
こういう 不思議な 時期が ありえる ことは、室町時代を みると よく わかる。
おっと、公園の 話 だった。 船橋市は、1989 年に アンデルセン 生誕の 町、デンマークの オーデンセ市 と 姉妹都市 になり、同市の 協力で、アンデルセン 童話の 世界、19 世紀 デンマーク 田園風景を テーマに、公園の 整備を すすめて きた、という。
すじのいい コンセプトに もとづく 施設への 時宜に かなった 投資、ねばりづよい 維持 管理 で、最高の 公園と なって いる、と おもう。
626. ねん架 鉄塔

四街道 運動 公園内に ある 66 kV 送電 鉄塔。
写真の とおり、ちょっと めずらしい 「ねん架 鉄塔」。
手前側の 一回線、鉄塔 ひだりがわの 上、中、下の 送電線は、鉄塔 みぎがわ では、それぞれ、中、下、上へと、いれかわって いる。 向こう側の 一回線も おなじ。
これは、交流送電線の 距離が 長く なると、各相の 対地静電容量の ちがいが、影響して きて、各相間の 電流・バランスが くずれて くる ため、それを おさえる 工夫で、「ねんか」(ねんが とも)捻架、撚架 という。
おおまかには、電圧 kV に、1 km をかけた 値 ごとに、この「ねんか」を おこなう。 66 kV では、60 km、275 kV では、270 km ごと となり、教科書には 載っていても あまり みかけない わけだ。
これまで、捻架鉄塔を みたのは、ここを ふくめて 3 箇所 しかない。 霞ヶ浦沿いの 美浦と、もう 一か所、どこかで、ちらっと みかけた ことが ある のみだ。
625. 跳ね 橋

跳ね橋。
印旛沼 わきに ある 風車塔屋の 入口に なって いる。

みぎは、橋を あげて いる ところ。
当然に、橋の 重量と、反対側の 重りの 重量が あわせて あるようで、細い ロープ 一本で かるがると、橋を あげて いる。

風車の 主要機構部と この 橋を つくった、オランダの メーカーの 銘板。